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■ 洋楽の先生、達郎先生 ■   Rascals ( ラスカルズ )


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  ( 2014-06-20 )   山下達郎 : TOPページ


  達郎さんが 最も影響を受けたグループの1つである、The Rascals ( ラスカルズ )。

ラスカルズはニューヨークで 1964年に結成されたグループです。

ブルー・アイド・ソウルの代表格。


達郎さんの歌唱は イタロ・アメリカン ( イタリア系アメリカ人 ) のボーカルスタイルに強く影響されて
いますが、ラスカルズのメンバー 4人中3人が イタロ・アメリカンです。


・ Felix Cavaliere ( フェリックス・キャヴァリエ ) : ボーカル、オルガン

・ Eddie Brigati ( エディ・ブリガッティ ) : ボーカル、パーカッション

・ Gene Cornish ( ジーン・コーニッシュ ) : ギター、ベース、ボーカル

・ Dino Danelli ( ディノ・ダネリ ) : ドラム



ジーン・コーニッシュだけが フランス系カナダ人、他の3人は イタリア系アメリカ人です。


ラスカルズには フェリックスとエディ、強烈なボーカリストが2人おりましたが、達郎さんが最も影響を
受けたボーカリストが エディ・ブリガッティだと、ご本人が申しておりました。


例えば 下記は ラスカルズによる 「 A PLACE IN THE SUN ( 太陽のあたる場所 ) 」 のカバーですが、
「 JOY 」 のディスク2に収録されている 「 RIDE ON TIME 」 を聴いたことのある方でしたら、「 あっ 」
と 思われるんじゃないでしょうか。

( 4:00 くらいのところから )

A Place In The Sun / The Young Rascals ( vocal - Eddie Brigati )


ラスカルズは1965年に アトランティック・レコードと契約をしますが、アトランティック・レコードが初めて
契約した白人グループが ラスカルズでした。


レコード・デビューは 1965年11月のシングル 「 I Ain't Gonna Eat Out My Heart Anymore / Slow
Down 」。

ファースト・アルバムは 1966年3月の 「 The Young Rascals 」。


デビュー当初は The Young Rascals ( ヤング・ラスカルズ ) のグループ名でしたが、1968年に
The Rascals ( ラスカルズ ) に改めています。

アトランティック・レコードには 1971年まで在籍して、シングル19枚と オリジナル・アルバム7枚を残し
ました。


達郎ファンが “ラスカルズ” の名前を聞いて まず思い出すのは、やっぱり 「 Groovin' (グル―ヴィン) 」
でしょう。

「 ARTISAN 」 でカバーしてますし、長らくサンソンのエンディングにも使われていますし。


ちょっとレアですが、1978年にリリースされた 映画 「 限りなく透明に近いブルー 」 のオリジナル・
サウンド・トラック、こちらに収録された 「 Groovin' 」 でも 達郎さんがボーカルを担当しました。

これはもちろん 「 ARTISAN 」 収録のテイクとは別なもので、星勝 ( ほし かつ ) さんによる アレンジで
制作された作品です。

このサウンド・トラック、1989年に 一度 CD化はされましたが、その後は現在まで 廃盤状態が続いて
います。

限りなく透明に近いブルー : オリジナル・サウンド・トラック


達郎さん、矢野顕子さん、坂本龍一さんによるライブでの 「 Groovin' 」 が、サンソンでオンエアされた
こともありました。

ちなみに こちらがオリジナル、ラスカルズの 「 Groovin' 」。 →  Groovin' / The Young Rascals

「 Groovin' 」 はサードアルバム 「 Groovin' 」 に収録された作品でした。


もう1作品、ライブテイクになりますが 「 IT'S A POPPIN' TIME 」 にボーナス・トラックとして収録されて
いる 「 You Better Run 」。

こちらも ラスカルズのサードアルバム 「 Groovin' 」 に収録されています。

オリジナルは こちら。 →  You Better Run / The Young Rascals


その他 「 How Can I Be Sure 」 のライブ・テイクが、サンソンで何度か オンエアされていますね。

矢野顕子さんとのテイク、TBSホールでのテイク、TOKYO FM ホールでのテイク。

これも サードアルバム 「 Groovin' 」 収録の作品でした。


冒頭に ラスカルズは “ブルー・アイド・ソウル” の代表格ということを書きましたが、もう1つの代表格が
「 The Righteous Brothers ( ライチャス・ブラザーズ ) 」。

で、なぜ、この2つのグループが “ブルー・アイド・ソウル” の代表格なのか?

以前 紹介した レコード・コレクターズ誌・ブルー・アイド・ソウル特集 での 達郎さん × 萩原健太さんの
対談で、その辺ことが語られています。


「 ライチャス・ブラザーズが ブルー・アイド・ソウルとして出てきたのはなぜか? 一言でいうと、黒人の
   観客を納得させる説得力があった。 」

「 要するに ブルー・アイド・ソウルという言葉は、黒人のソウルに理解があるということの賛同を 黒人側
   から得た証。 」

「 自分の頭の中では ブルー・アイド・ソウルというと、ライチャス・ブラザーズとラスカルズだけ。 」

「 ラスカルズにもライチャス・ブラザーズと同様なものがあって、黒人音楽の緊張感、いわゆるソウルを
   持っていた 数少ない白人グループだった。 」



上記はすべて、達郎さんによる発言でした。

ラスカルズは上辺だけではなく、もっとコアの部分でソウルフルなグループだった … ということでしょう。

その証拠に 「 Groovin' 」 は、黒人シンガーによるカバー・バージョンが 多数存在したりもします。


ところで 昨年 2013年の達郎さんのツアーでは、「 Groovin' 」 が演奏されましたが …

今年のマニアック・ツアーでは ラスカルズのカバー、演奏されるでしょうか?

何か1曲、聴いてみたいですよね。


山下達郎 企画・監修 : ラスカルズ BOX 〜アトランティック・イヤーズ〜 ( 7CD )

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