桜田淳子：パーティー・イズ・オーバー

達郎さんは過去に自分以外のシンガーに、それなりに作品提供をしていますが ( そんなに数が多い
とは思えない ) 、男女の比率を見てみると女性への提供の比率のほうが多いです。

特に1970年代に提供した作品は女性へのものがほとんど。

その中にはアイドル、芸能人 … そういった人たちへの曲提供も、数は多くないですがあります。

例えば黒木真由美さん、中原理恵さん。

当時のまりやさん、アン・ルイスさんなどは … 微妙なポジション？でしたかね。

ロック・ミュージカル「ハムレット」用に書いた作品を、岩崎宏美さんが歌ったなどということもあります。

他には当時超アイドルだった、桜田淳子さんへ提供された2作品もありました。 ( センチメンタル・
ボーイ, バカンスの終りに )

どちらも 1979年リリースのアルバム「パーティー・イズ・オーバー」に収録されましたが、もともとは
桜田淳子さんではない、他のアイドル・シンガーに提供されたものでした。

2曲とも、オフィシャル・ファンクラブからリリースされた「山下達郎作品集 vol.1 」で初CD化されて
いますが、達郎さんによる曲解説にもその件が書かれています。

・もともとはビクターのとある女性アイドルに書き下ろした作品だった

・そのアイドルが突然の引退で曲が宙に浮いた

・桜田淳子さんのディレクターが拾ってくれて、知らない間にレコードになった

・自分は制作には何も関与していない

ちなみにその引退してしまったアイドルというのが、スター誕生出身の北村優子さん。

1974年に「若草のデート c/w 学園祭」でレコード・デビューしていますが、1980年に結婚・引退して
しまったようです。

YouTube ：若草のデート / 学園祭

Wikipedia ：北村優子

達郎さん提供の2曲のクレジットは、下記のようになっています。

・センチメンタル・ボーイ ( 作詞・岩沢律 / 作曲・山下達郎 / 編曲・椎名和夫 )

・バカンスの終りに ( 作詞・島エリナ / 作曲・山下達郎 / 編曲・椎名和夫 )

編曲はどちらも、長らく達郎さんのバックでギターを弾いていました、椎名和夫さんでした。

この2曲、先ほども書きましたように、山下達郎作品集 vol.1 で 2004年に初めてCD化されたわけで
すが、自分はそれ以前にどうしても聴いてみたくて、アナログ盤を購入しています。

そんなに高くはなかった記憶があります。 2,000円くらいだったような気がします。

帯は付いていませんでしたが、ジャケットおよび盤は良好でした。

このアルバム自体は 2007年に一度 CD化されていますが、現在は廃盤。

中古盤もちょっと高くなってきているようです。

桜田淳子：パーティー・イズ・オーバー

自分はCDは持っていません。

山下達郎作品集 vol.1 に収録されているので、必要ありません。

特に桜田淳子さんのファンだということでもないので。 ( 淳子さんごめんなさい )

あぁ、そういえば淳子さん、昨年11月にデビュー40周年を記念した、一夜限りのコンサートを開催した
とかで。

往年のファンの皆さんは、さぞかしうれしかったでしょうね。

産経ニュース：桜田淳子、一夜限りの復活「百恵にも、昌子にも会いたい」

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