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■ グッズ / コレクション ■   FMレコパル : 1989年 No.23 ( 「 JOY 」 リリース時の、山下達郎インタビュー掲載 )


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  ( 2017-09-22 )   山下達郎 : TOPページ


  達郎さんのライブアルバム 「 JOY 」 がリリースされたのは、1989年11月。

再来年、30周年を迎えることになりますが、その際には、30周年のアニヴァーサリー盤と同時に、
「 JOY 2 」 がリリースされたらいいなぁ … と思っているのは、きっと自分だけじゃないはず。

ぜひ、リリースしていただきたいですね。


話変わりますが、自分が所有している 「 FMレコパル 1989年 No.23 」 。

… FMレコパル、懐かしいですね。 ( 1995年・廃刊 )


このレコパルには、「 JOY 」 がリリースされる際の、達郎さんへのインタビュー記事が掲載されて
います。 ( 全2ページ )

「 JOY 」 に関する達郎さんへのインタビューって、なかなか目にする機会がありませんので、それなり
に貴重なものではないかと思います。


表紙。

FMレコパル : 1989年 No.23 (1)


一部拡大。

FMレコパル : 1989年 No.23 (2)


「 山下達郎 - ライブアルバム 「 JOY 」 発表 - 15年の軌跡を語り尽くした!! 」  と。

直筆サイン入りの、テレカプレゼントもあったようです。 ( 10名様に )

お。右には、達郎さんと無関係ではない、デビー・ギブソン が。  … 初来日直前だったんですね。


内容のほうも。 紹介してみたいと思います。


「 山下達郎 “すわって聴ける” のがボクのコンサートのキャッチ ( フレーズ ) 」

'81年3月から '89年4月に及ぶライブ録音テープの山から厳選したアルバム 『 JOY 』 が遂に完成。
CD収録の限界に挑戦した140分を越す2枚組大作の制作秘話を直撃!



【 のべ267曲のテープを13日間聴いた! 】

* *  ライブアルバムの計画は、いつごろからあったんですか?

'86年の 「 ポケット・ミュージック 」 の後に出そうと思ってたんだけど、スケジュールが大幅に狂って
(笑)。


* *  一番古い 「 ダンサー 」 と 「 ラブ・スペース 」 は '81年の録音ですね。

こういうライブ・アルバムは、金銭的にも人員的にも、余裕がないと作れないんです。 誰か第三者が、
お金のことや、ずっと先にライブ・アルバムを出す可能性を考えて、持続してやってくれないとね。
'81年ごろから、やっとその余裕ができたんです。



* *  ツアーのたびに録音して?

'83年のライブだけは録ってないけど、他は全部あります。


* *  編集が大変でしょう?

ためしに数えてみたら、12日分の録音で、テープ演奏や弾き語りを除いたバンド演奏のものだけで、
のべ267曲あった。 それを聴くのに13日かかった。 まず1曲ごとに詳しい一覧表を作って、録音日、
メンバー、演奏時間、クオリティを書き込んでいった。 そして、入れたいテイクを選んだら、500分くらい
になった。 そこからCD2枚組、約140分まで削っていったの。 ミックス・ダウンには25日かかった。
(ブルース・)スプリングスティーンはLP5枚組のライブを出したけど、あれはもっと大変だったでしょうね。



* *  話を聞くだけで死にそう。

選曲は、各アルバムから最低1曲を入れてやりたいというのがあって、「 ムーングロウ 」 だけはダメ
だったけど、だいたいそうなった。 それから、ライブで評判いい曲、ライブの顔というか定食メニューの
おいしいところを優先して。 マニアックな部分では、カバー曲とか人に書いた曲とか、僕のアルバムに
入ってない未発表曲を3分の1ほど入れて、という方針で。



* *  演奏がうまくいったと思っていたのが、録音してみたのを聴いてみると、必ずしもそうでなかった、
      なんてこともありますか。


ライブで熱狂的に盛り上がったものが、いいとは限らないんです。 夜中に興奮して書いた手紙みたい
なもの(笑)。 生き物ですから、ライブは、本当に。



* *  今度のアルバムには、その中でも思い出深い曲が … 。

'81年に六本木のピット・インで録った 「 ラブ・スペース 」 は、お客が一緒に歌ってる。 歌のクオリティ
や演奏のクオリティは荒いんだけど、ほとんど酸欠状態の中で、お客さんが歌ってくれた雰囲気が
すごい記憶に残ってるので入れたんです。



* *  そのころのテープが、劣化せずに使えたわけですか。

いやぁ、それはすごかった。 だましだまし編集したんですよ。 当時はアンペックスの456という2インチ
のテープを使って、24トラックのテープレコーダーで録音してた。 ところが経年劣化で、プラスチックの
フィルムに磁性体をつける接着剤が弱くなってるので、剥がれてくるんですよ。 テープレコーダーのヘッドが真っ黒になって、煙を吹くというか(笑)。 '84年からデジタルで録るようになって、そういうことは
なくなりましたけど。



【 レコードで聴けないことをライブでやる 】


* *  「 ラスト・ステップ 」 は、ギターの弾き語りですね。

ステージの最後でやってた曲です。 前回のツアー最終日の録音だから、一番新しい録音です。
オープニングから順番に始めるのはつまらないから、最後から始めて、頭のほうに飛んでいく時間軸
にして、最後の 「 ライド・オン・タイム 」 は古い録音で終わるようにと。 そんなのは、僕の勝手な思い
入れですけど。



* *  「 ウォー・ソング 」 では、ヘリコプターや銃声が入りますね。

あれは、ステージでテープを使ったのを、そのまま生かしたんです。 コンサートの手法としては、曲が
終わるかと思うと終わらない、次に何に行くのか分からない、そういう面白さをねらったものなんです。
この歌は、中曽根首相の不沈空母発言を新聞で読んで作ったんですよ。 緊張感が出せるように、
テープを使った構成にしたんです。 今聴くと、天安門事件の歌のようにも聴こえますけどね。



* *  この曲の演奏が、10分22秒。 他にも長い曲が多いですね。

ライブというのは、レコードのフェード・アウトの先を聴かせる作業だと思うんです。 レコードで聴けない
ファクターがなかったら、ライブをやる意味がないと思う。 そうすると、演奏が自然に長くなる。 「 ラスト・
ステップ 」 みたいな弾き語りにしても、まともには終わらない(笑)。 僕が見て感銘を受けたステージ
に、そういうのが多かったからだろうね。 その典型がブラック・ミュージック。 歌の中の掛け声なんか
は、ジェームス・ブラウンのまね。 形じゃなくて、発想をまねたの。 僕に踊りが踊れたら、多分、ヘビメタ
かジェームス・ブラウンをやってたと思う(笑)。



… 長くなりましたので、続きはこちらで。 ↓

FMレコパル : 1989年 No.23 ( 「 JOY 」 リリース時の、山下達郎インタビュー掲載 ) - その2


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